「年収が一番大事!」と豪語する女性が見落としている3つのポイント

さて、婚活の第一線で仕事をしているとよく議題にあがるのが「男性の年収問題」です。
賛否両論あり、多くの人が関心のある事項なのでメディアでもよく取り上げられて正確なのか、正確じゃないのかよくわからない放送をされたりしております。
そんな、「男性の年収問題」に今回は婚活現場のプロとしてお話をしていきたいと思っております。
婚活中の女性で「年収が一番大事だ」と相手の条件の最優先事項においている人にとっては、別の側面からの意見だと思いますので、ひょっとすると少し考えが変わるかもしれません。
また、「年収が一番大事」という条件のせいでなかなかスムーズにいかなかった婚活がうまくいくきっかけになりかもしれません。
どちらにせよ、損をするお話ではないと思いますので最後まで読んでいただければ嬉しく思います。
まず、大前提として私は「年収が一番大事」とおっしゃる女性を否定したいわけではありません。
現代社会において、お金がとても重要であることはわかっておりますし、お金があれば結婚した後の人生でたくさんの選択肢が増えるのも事実でしょう。
子供を授かった後であれば、子供の教育のためにはやはりお金がたくさんある方がいい教育を受けさせてあげられるでしょうし、お金があるほうが様々な体験をさせてあげることができるので教養もつくと言えるでしょう。
また、ご自身が生活する上でもお金があるほうが美味しいものを食べることもできるし、欲しいものを気にせず買うことができるかもしれませんし、いいお家に住むことができるかもしれませんし、そのおかげで幸福度が上がるという側面もあるでしょう。
これらの理由から、「お金があるほうが幸せに暮らせる可能性がある」というのは事実だと思っております。
ですので、年収が大事でお相手に求める条件として「年収が一番大事」だという女性を否定するつもりはありません。
否定はしませんが。
今回の記事で、私がつたえたいことは「視野を広げる」という視点です。
「年収が一番大事」としたときに、どうしても年収○○○万円以上という条件にしてしまいがちです。
そうすると、そこのハードルを越えられない男性は条件外になってしまいます。
もしかすると、条件外になった男性の中に自身が幸せな結婚生活を送るためにふさわしい方がいたかもしれないからです。
ここで、「視野を広げる」という視点を持っていればそのような方も逃すことがなくなるでしょう。
ひいては、それは婚活を成功させる重要な要素だったりするわけです。
「年収が一番大事」という理念をかかげて、婚活しているけれども「なんだか、うまくいっていない」と感じているすべての人のヒントになれば嬉しく思います。
それでは、本題にいきましょう!
お金があれば、結婚生活はうまくいくと思っている

さて、まずは「そもそも論」的な話をしていきます。
「年収が一番大事」と豪語する方の多くはこう思っているはずです。
お金があれば、結婚生活はうまくいくだろうと。
これには明確な答えがあります。
それは、「お金があれば、結婚生活はうまくいく場合もあればうまくいかい場合もある」という答えです。
逆にいえば、お金がなくてもうまくいく可能性は十分にあるとも言い換えることができます。
わかりやすく、二つの例を出したいと思います。
まずは、最近離婚され世界に激震が走ったカップルを紹介します。
マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏です。
その資産は、13兆5000億円にも及ぶとされています。
規格外の「お金持ち」ですね。
さらに、もう一つの離婚したカップルをご紹介します。
アマゾンの創業者、ジェフ・ベゾス氏です。
こちらも言わずとしれた、規格外のお金持ちであります。
これらは、スケールが大きく、多くの人が知っていることから例に出しましたが、いわゆるお金持ちの夫婦が離婚している例はたくさんあります。
逆に、お金があまりない夫婦がうまくいっている例もたくさんあります。
これは、わりと身近を見渡してもいらっしゃるのではないかと思います。
また、当然ですがお金持ち夫婦がうまくいっている事実もあるわけです。
つまり、何が言いたいかといいますと結婚生活がうまくいくことと、お金持ちの人と結婚することは関係がないということです。
物事はすべて表裏一体です。
お金持ちの人と結婚すると自由に使えるお金は増えて、生活には困らないかもしれませんが自由にお金を使えるということは女性も寄ってきやすいですから不倫されるケースもあるかもしれません。
逆にお金がない人と結婚すると、生活は苦しく、お金で頭を悩ませることもあるかもしれませんが、様々な困難を一緒に乗り越えてきた夫婦の絆や感謝の念は何事にも変えられないものと思えるかもしれません。
物事にはいい面もあり、悪い面もあることから大切なことは、「自分がどう考えるか」だと私は思っています。
結婚生活は、もちろん綺麗ごとだけではありません。
様々な事象が起こってしまったときに、「自分でどう考えるか」ネガティブに考えてしまうのか、ポジティブに考えるのか、その差こそが結婚生活がうまくいくか、いかないかを分けることだと私は思っています。
あくまでも、「お金持ちかどうか」のような環境で結婚生活がうまくいくかどうかは決まらず、夫婦の思いやりや考え方によって決まると思っています。
なので、もし「年収が一番大事」と思っている理由が、「お金があれば結婚生活がうまくいくから」と思っているのであれば、少し違う側面からも考えて見ていただければと思います。
今の状況しか見ることができていない、将来性は無視

次に、「年収が一番大事」と豪語する女性が見落としているポイント2つめになります。
それは、「往々にして、将来性を無視して判断している」というところにあると思っています。
結婚相談所ではプロフィールというものがあり簡単に年収を確認できるという側面から、「今」の年収にフォーカスしてしまう方が大変多い印象を受けます。
そもそも、結婚は神の前で愛を誓って、将来にわたって添い遂げる契約なわけであり、5年後離婚することを前提として結婚する人はいないと思います。
結婚とは、原則死ぬまで基本的に一緒にいることを前提としています。
「一生を添い遂げる相手」とも言えますよね。
つまりは、現在35歳の人でしたら少なくとも40年くらいは一緒にいる計算になります。
そんな「一生を添い遂げる相手」の今現在の年収が「結婚をする人の条件」の確かなる判断材料になりえるかを考えていただきたいのです。
現代は、すごいスピードで色々なことが変わっていっています。
ほんの10年前を思い出せば、YouTubeなんてそもそも日本であまり流行していませんし、Amazonでぽちっと買い物する未来がくるなんて予想もできませんでした。
レンタルビデオ屋さんに、足しげく通っていた人なんかはNetflixみたいに映画が月額制で見放題になるなんて思いもしなかったはずです。
数年前の当たり前が、今日当たり前でなくなる現代において今現在の年収は重要な指標ではないのです。
今、1,000万円ある人が何かの影響で数年後に無一文になってしまうかもしれませんし、今、年収200万円の人が数年後に会社を辞めて、起業して億万長者になるかもしれません。
今現在の年収が年を重ねて右肩上がりで上がっていくなんて時代はもう終わっている現代において、今の年収を「結婚するかしないか」を判断する指標にするのは正しいのでしょうか。
私はとても疑問に思います。
それよりも、重要な指標があるのではないかと思うのです。
「今現在の年収」だけに固執しないようになると、視野が広がり、また違った婚活の方向性になると思いますので、「年収が一番大事」と思っている方は今一度考えてみてください。
選ばれる努力はしているか?

さて、最後のポイントです。
お金を稼ぐというのは、楽ではありませんよね。
普通にぼーっと生きていては、高収入になることはありません。
高収入の人は、限りなくなにか努力をされています。
総じて、そういう男性というのは人間としての魅力もあることから異性にモテます。
結婚相談所の中でおいては、それは顕著に出ます。
つまりは、数多くのライバルの中から自分を選んでもらわないといけないという大変に高いハードルが存在するのです。
「年収が一番大事」と豪語していて、選ばれる努力をしない女性が選ばれるわけがないことは言うまでもありません。
選ばれるために、知識・教養を勉強していますか?
選ばれるために、暴飲暴食しないで、適度な運動をして体型をキープする努力をしていますか?
選ばれるために、エステ、ネイル、美容室等などで自分を磨く努力をされていますか?
何もしていないで、選ばれようとするのは当然論外ですよね。
「年収が一番大事」としていて、なかなか婚活がうまくいっていない原因の多くはこのポイントではないかと思います。
思うだけでは、手に入れたいものを手にすることなどできません。
やはり、「行動」することが重要です。
朝起きて、仕事行って、帰ってきてダラダラ過ごすだけの毎日では何も変化がありません。
むしろ、衰退している可能性だってあります。
忙しい中にも、少しの時間を見つけてジムにいって体を鍛えたり、本を読んで勉強したりするなどをコツコツすることが選ばれるための努力と言えるのではないでしょうか。
「努力もしないで、自分が欲しいものだけをねだる」ような人が選ばれるわけがありません。
「年収が一番大事」と考えていて、イマイチ婚活がうまくいっていないと悩んでいる方には、今一度、「選ばれる努力」は満足にできているかというのを考えていただきたいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回の記事では、様々な視点から「年収が一番大事」と考えている方が見落としているポイントについて解説しました。
違った側面に気づき、婚活者さんの参考になれば嬉しく思います。
それでは、長い文章でしたが最後までお読みいただきありがとうございました。